○令和6年広報重点の策定について(通達)

令和5年12月18日

達(総)第450号

[原議保存期間 1年(令和6年12月31日まで)]

[有効期間 令和6年12月31日まで]

みだしのことについては、次のとおり定めたことから、効果的かつ積極的な警察広報活動を推進されたい。

1 趣旨

警察広報は、警察の活動や事件事故の発生傾向等を県民に正しく伝え、県民の理解と協力を得る極めて重要な活動であることから、令和6年の広報重点を策定し、効果的かつ積極的な警察広報活動に資するものである。

2 広報重点

別添1「令和6年広報重点」のとおり

3 警察広報に当たっての留意事項

(1) 各種広報媒体の効果的な活用

警察広報を実施するときには、別添2「広報媒体の概要(予定)」を参考に、広報内容をより効果的に伝えることができる、テレビ・ラジオ放送のほか、様々な広報媒体を積極的に活用し、県民の目線に立ったきめ細かな広報活動を実施すること。

(2) 適時適切な広報

各所属においては、令和6年広報重点に基づき、定例記者懇談会において報道機関に発表する等、計画的な広報活動を推進すること。また、県民に周知すべき事由が生じた場合は、本広報重点に加え、適時適切な広報活動を実施すること。

(3) 県民にわかりやすい広報

広報は、警察の専門用語を多用することなく、県民に分かりやすい内容とすること。

別添1

令和6年広報重点

【年間広報重点】

テーマ、所属

広報内容

警察官・警察行政職員の募集

(各部共通)

厳しい採用情勢にある中で、警察官・警察行政職員にふさわしい、優秀な人材を確保するためには、より多くの受験者を確保することが重要であることから、県警察が一体となり、年間を通して、各種警察活動と連動した採用募集に係る広報啓発活動を継続するとともに、警察官・警察行政職員という職業の魅力を効果的に情報発信する。

高齢者の安全・安心の確保

(各部共通)

高齢化社会の進展に伴い、本県では、なりすまし詐欺や重大交通事故に多くの高齢者が関与している情勢にあることから、県警察として重点的に取り組む高齢者対策における各種施策について、年間を通して、県民の理解と協力を得るための積極的な広報啓発活動を推進する。

【月別広報重点】

テーマ、所属

広報内容

1月

110番通報の適切な利用の促進

(総合運用指令課)

110番の集中受理の周知と適切な利用促進を図るとともに、警察相談専用電話「#9110」番等の利用を呼び掛ける。また、110番映像通報システムについても紹介する。

(警察庁月別広報重点)

2月

サイバーセキュリティに関する普及啓発強化

(2月~3月)

(サイバー犯罪対策課、公安課)

政府主催の「サイバーセキュリティ月間(2月1日から3月18日まで)」に合わせ、民間事業者やインターネット利用者等のサイバーセキュリティについての関心を高め、理解を深めることを目的として、広報啓発活動を推進する。

(警察庁月別広報重点)

3月

警察官A(第1回)の募集

(警務課)

3月からは、警察官A(第1回)の受付が始まることから、受験対象者やその家族等、多くの者に警察官という職業の魅力を発信し、優秀な人材を確保する。

進学・進級時における少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化

(少年女性安全対策課)

春休みから新学期にかけての時期は、生活環境の変化等に伴い、少年が飲酒、喫煙等の不良行為や万引き、薬物乱用等の非行に走ったり、福祉犯等の被害に遭うケースが多くなることが予想されることから、少年非行及び少年の犯罪被害を防止するための広報啓発活動を展開し、少年自身の規範意識の醸成を図るとともに、非行等を助長する有害環境の浄化を呼び掛ける。

(警察庁月別広報重点)

サイバーセキュリティに関する普及啓発強化

(2月~3月)

(サイバー犯罪対策課、公安課)

政府主催の「サイバーセキュリティ月間(2月1日から3月18日まで)」に合わせ、民間事業者やインターネット利用者等のサイバーセキュリティについての関心を高め、理解を深めることを目的として、広報啓発活動を推進する。

(警察庁月別広報重点)

4月

福島県職員(警察事務・大学卒程度)の募集

(警務課)

4月からは、福島県職員(警察事務・大学卒程度)の受付が開始となることから、受験対象者やその家族等、多くの者に警察事務という職業の魅力を発信し、優秀な人材を確保する。

若年層の性暴力被害予防対策の推進

(少年女性安全対策課、生活環境課)

性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議において、「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」が定められ、若年層の性被害に関する問題を広報啓発するのに適した入学・進学時期である4月を、若年層の性暴力被害予防のための月間と位置付け、政府一体となって広報啓発に係る必要な取組を集中的に実施することとしている。

よって、警察としても、AV出演被害やJKビジネスなどの問題に関する重点的な広報啓発活動に加え、痴漢などの若年層の様々な性暴力の予防啓発として、教育委員会や学校等の関係機関、企業等と連携し、広報啓発等を積極的に推進する。

(警察庁月別広報重点)

春の行楽期における山岳遭難の防止

(総合運用指令課)

春の行楽期は、春山(残雪期)登山や山菜採りによる道迷い遭難等が多発することから、山岳遭難防止の具体的な注意事項等について広報啓発する。

(警察庁月別広報重点)

春の全国交通安全運動の実施

(交通企画課)

広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止を図ることを目的として、県民各層に対して積極的参加を呼び掛ける。

(警察庁月別広報重点)

5月

生活経済事犯被害の未然防止対策の推進

(生活環境課)

消費者庁においては、毎年5月を「消費者月間」として、消費者問題に関する啓発活動を行っているところ、令和2年3月に取りまとめられた「消費者基本計画」では、悪質商法事犯等の取締りの推進と関係機関の連携強化による被害拡大防止の実施等が掲げられ、政府一体となった対策が求められている。

よって、警察としても、生活経済事犯の態様、犯行の手口、被害防止のための措置等について広報し、被害拡大の防止を図る。

(警察庁月別広報重点)

自転車の安全利用の促進

(交通企画課)

自転車利用者の交通ルール遵守及びマナーの向上を促進するため、「自転車月間」(自転車活用推進法において設定)である5月に、全国一斉の広報キャンペーン等を展開する。

(警察庁月別広報重点)

6月

不法就労・不法滞在防止のための理解と協力の確保

(生活環境課、外事課)

政府においては、6月を「外国人労働者問題啓発月間」として、外国人労働者の適正就労促進と不法就労の防止等に関する啓発活動を行うこととしている。これらの活動と連動して、特に、外国人の雇用に関わる事業者等に対する広報を積極的に行うとともに、正規に滞在する来日外国人に対しても、生活習慣の違いなどから犯罪や事故の被害に遭うことを防止するための広報を積極的に推進する。

(警察庁月別広報重点)

薬物乱用防止

(6月~7月)

(組織犯罪対策課)

政府が策定した「第六次薬物乱用防止五か年戦略」に基づき、関係機関と連携の上、広く県民に対して、覚醒剤や大麻等の薬物乱用の現状、薬物の危険性・有害性等に関する広報・啓発を行うことで、県民全体の規範意識を向上させ、薬物乱用の未然防止に努める。

(警察庁月別広報重点)

7月

警察官A(第2回)、警察官B及び福島県職員(警察事務・高校卒程度)の募集

(警務課)

7月からは、警察官A(第2回)・警察官B、8月からは、福島県職員(警察事務・高校卒程度)の受付が開始となることから、受験対象者やその家族等、多くの者に警察官及び警察事務という職業の魅力を発信し、優秀な人材を確保する。

夏休みにおける少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化

(少年女性安全対策課)

夏期は、夏休みの解放感から少年が家出、深夜はいかい等の不良行為や薬物乱用などの非行に走りやすく、家出少年にあっては、福祉犯等の被害に遭うケースが多くなることが予想されることから、7月の「青少年の非行・被害防止全国強調月間」(主唱:内閣府)に合わせ、少年非行及び犯罪被害を防止するための広報啓発活動を展開し、少年自身の規範意識の醸成を図るとともに、非行等を助長する有害環境の浄化を呼び掛ける。

(警察庁月別広報重点)

夏期における水難・山岳遭難と雑踏事故の防止

(7月~8月)

(地域企画課、総合運用指令課)

夏期は、水辺や山のレジャーに出かける機会が多くなり、水難や山岳遭難の多発する時期であるほか、各地において夏祭り、花火大会のほか、行楽地等で多数の人出が予想され、雑踏事故の発生が懸念されることから、これらの事故の未然防止について具体的な注意事項等を広報する。

(警察庁月別広報重点 ※水難・山岳のみ)

薬物乱用防止

(6月~7月)

(組織犯罪対策課)

政府が策定した「第六次薬物乱用防止五か年戦略」に基づき、関係機関と連携の上、広く県民に対して、覚醒剤や大麻等の薬物乱用の現状、薬物の危険性・有害性等に関する広報・啓発を行うことで、県民全体の規範意識を向上させ、薬物乱用の未然防止に努める。

(警察庁月別広報重点)

夏の交通事故防止県民総ぐるみ運動の実施

(交通企画課)

広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付け、交通事故防止を図ることを目的として、県民各層に対して積極的参加を呼び掛ける。

8月

夏期における水難・山岳遭難と雑踏事故の防止

(7月~8月)

(地域企画課、総合運用指令課)

夏期は、水辺や山のレジャーに出かける機会が多くなり、水難や山岳遭難の多発する時期であるほか、各地において夏祭り、花火大会のほか、行楽地等で多数の人出が予想され、雑踏事故の発生が懸念されることから、これらの事故の未然防止について具体的な注意事項等を広報する。

(警察庁月別広報重点 ※水難・山岳のみ)

9月

暴力団排除活動の推進

(組織犯罪対策課)

県民に対し、暴力団が関係する犯罪被害等の早期相談・届出を積極的に呼び掛け、これらの定着化を図るとともに、暴力団の弱体化・壊滅に向けた取組を推進する。

秋の全国交通安全運動の実施

(交通企画課)

広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付け、交通事故防止を図ることを目的として、県民各層に対して積極的参加を呼び掛ける。

(警察庁月別広報重点)

10月

なりすまし詐欺被害防止対策の推進

(生活安全企画課)

なりすまし詐欺の被害防止に向け、関係機関・団体と連携を図りながら、毎年10月に実施される全国地域安全運動と連動した広報啓発活動を行い、県民の被害防止意識の高揚を図る。

(警察庁月別広報重点)

安全安心なまちづくりの日及び全国地域安全運動の実施

(生活安全企画課)

「安全安心なまちづくりの日(10月11日)」及び「全国地域安全運動(10月11日から10月20日まで)」の実施に伴い、関係機関・団体、地域住民が一体となった犯罪抑止対策を推進することにより、県民の被害防止意識の高揚と本運動の浸透を図る。

(警察庁月別広報重点)

11月

犯罪被害者等支援活動の周知と参加の促進及び犯罪被害給付制度の周知徹底

(県民サービス課)

「犯罪被害者週間」(11月25日から12月1日まで)に合わせ、11月を犯罪被害者支援広報啓発活動推進期間と定め、関係機関・団体と連携し、県民に被害者の置かれている現状や社会全体で被害者を支える必要性・重要性への理解を深めてもらうとともに、公費負担制度や犯罪被害給付制度等の周知を図り、その利用と犯罪被害者支援活動への参加促進を図る。

(警察庁月別広報重点)

女性に対する暴力対策の推進

(少年女性安全対策課)

毎年11月12日から25日(女性に対する暴力撤廃国際日)に実施される「女性に対する暴力をなくす運動」(主唱:内閣府その他の男女共同参画推進本部構成府省庁)に合わせ、ストーカー規制法及び配偶者暴力防止法の内容の周知、被害防止策等についての広報啓発活動等を推進する。

(警察庁月別広報重点)

こどもの性被害撲滅

(少年女性安全対策課)

毎年11月に実施される「秋のこどもまんなか月間」(主唱:こども家庭庁)、「女性に対する暴力をなくす運動」(主唱:内閣府その他の男女共同参画推進本部構成府省庁)に合わせて、児童買春や児童ポルノの製造等、こどもの性的被害撲滅に向けて、広報啓発活動を推進して県民の意識向上を図る。

(警察庁月別広報重点)

児童虐待防止対策の推進

(少年女性安全対策課)

毎年11月の「秋のこどもまんなか月間」(主唱:こども家庭庁)における「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」に合わせ、重点的に広報啓発活動を展開することにより、児童虐待事案の早期発見、早期通告に対する理解と協力を呼び掛ける。

(警察庁月別広報重点)

指名手配被疑者の捜査強化

(刑事総務課)

各種広報媒体を活用し、広く県民に対して指名手配被疑者に関する情報提供を呼び掛け、指名手配被疑者の早期検挙を図る。

(警察庁月別広報重点)

12月

年末年始における事件事故防止活動の強化

(生活安全企画課、地域企画課、交通企画課、交通指導課)

年末年始の時期は、時節や地域特有の犯罪、重大交通事故及び雑踏事故の発生が懸念されることから、県民の安全と安心を確保するため、関係機関・団体、地域住民等と一体となり、事件事故防止に向けた諸活動を強力に推進する。

別添2

広報媒体の概要(予定)

令和5年12月現在


名称

発行・放送日

規格等

配布先等


印刷媒体

広報紙

県警

ふくしまの警察

5月発行

A4版 8ページ 4,300部

関係課、署、関係団体

原稿の作成は主管課、編集作業は広報係で行う。

庁舎見学パンフレット(子供用)

8月発行

A5版 8ページ 5,000部(小学生用)

※大人用は「ふくしまの警察」

庁舎見学時配布

県警だより

年4回 季刊

※5、8、11、2月発行予定

A4版

各78,400部

各市町村の町内会(自治会)等を通じ、各戸回覧

県広報課

県広報誌つながる ふくしま ゆめだより

年6回

※4,6,8,10,12.2月の1日発行

A4版 16頁(原則)686,000部

フルカラー

県内全世帯

掲載2、3ヶ月前に、広報係経由で資料等を県広報課に提出、県広報課が原稿作成、校正後掲載

点字広報ふくしま

年6回

※5,7,9,11,1,3月の27日発行



新聞

県政特集

5・6・7・9・10・11・12・2月

第4土曜日の翌日

主要施策等の特集

10段

福島民報(約23万部)

福島民友(約16万部)

掲載前月に、広報係経由で資料等を県広報課に提出、県広報課が原稿作成、校正後掲載

随時広報

年数回

大規模なイベントの告知等

年間30段

福島民報、福島民友(同一内容)

大規模なイベントの告知等

年間6段

読売、朝日、毎日、産経、河北(計約12万部)

県からのお知らせ

毎月第2土曜日の翌日(4月を除く)

毎月第4土曜日の翌日(8,1,3月を除く)

5段

福島民報、福島民友(同一内容)

掲載前月に、広報係経由で原稿等を県広報課に提出、校正後掲載

電波媒体

テレビ

県広報課

キビタンGO!(FTV)

毎週水曜日 20:54~20:58 年46回

県内全域放送

①県広報課、テレビ局、制作会社による打ち合わせを実施。

②広報係、主管課、制作会社による打ち合わせを実施(電話)

③制作会社が作成する企画書・取材台本・ナレーション台本の内容確認。

〈流れ〉打合せ→企画書→取材台本→取材→ナレーション台本→編集→放送

おしえてキビタン!(FCT)

毎週土曜日 20:54~20:57 年46回

県内全域放送

復興状況県内発信事業

サタふく内の「ふくしま調査隊」(FTV)

最終土曜日 17:00~18:25の中 年9回

県内全域放送

復興状況県内発信事業

シェア!内の「ふくしま ここが知りたいデス!」(KFB)

最終水曜日 18:15~19:00の中 年8回

県内全域放送

ウィークリー県政ニュース

(TUF)

毎週土曜日 18:55~19:00 年46回

県内全域放送

ウィークリー県政トピックス

(KFB)

毎週土曜日 17:55~18:00 年46回

県内全域放送

CM・スポット放送

(FTV・FCT・KFB・TUF)

30秒 年1,766回程度

県内全域放送

放送前月に主管課が原稿作成、広報係経由で県広報課に提出

ラジオ

県警

福島県警 スマイル・P(ポリス)!ステーション(rfc)

年261回 1分45秒

毎週月~金曜日の午前7時21分から

県内全域放送

主管課で原稿を作成し、広報係で内容を確認の上、ラジオ局に提出し、職員とアナウンサーの掛け合いで収録し放送

大和田新のラヂオ長屋内の「長屋の噂 我がまち駐在さん」(rfc)

毎月第1日曜日10:45~10:50の「長屋の噂」コーナーで駐在所に勤務する地域警察官を紹介(生放送)5分間

県内全域放送

地域企画課で出演者を選定、出演者が原稿を作成し、広報係経由でラジオ福島に提出、電話での質問応答形式により生放送

福島県警察広報FMラジオ放送

スポットCM(20秒)×48本

番組出演(4分間)×2回

県内全域放送

・スポット放送は、提出した原稿をアナウンサーが読み上げる形式で収録

・番組出演は、職員とアナウンサーが原稿を読み上げる形式で収録

県広報課

キビタンスマイル(ふくしまFM)

毎週月~金曜日 17:30~17:35 5分枠 年246回

県内全域放送

主管課が企画書・放送発言要旨を作成、広報係経由で県広報課に提出、主管課担当者がスタジオ収録

CM・スポット放送

(rfc)

60秒(30秒×2本) 年720回(30秒:1,440回)

県内全域放送

放送前月に主管課が原稿作成、広報係経由で県広報課に提出

電子媒体

県警

ホームページ

随時


主管課が作成したデータを広報係で掲載

Twitter

随時


主管課でツイート

YouTube(ユーチューブ)

随時


各所属で動画を作成、掲載

Policeメールふくしま

随時


各所属で作成、メール送信

令和6年広報重点の策定について(通達)

令和5年12月18日 達(総)第450号

(令和5年12月18日施行)

体系情報
警務部
沿革情報
令和5年12月18日 達(総)第450号