~ 山 の ト ラ ブ ル 対 処 法 ~

クマによる被害の防止
  クマに自分の存在を知らせるため、鈴、ラジオなど音の出るものを携帯する。
  霧で視界が悪い場合、風音や川音がある場合はクマから気付かれにくくなるので、注意する。
  子クマを見つけたら、近くに親クマがおり攻撃してくる可能性が高いのでそっと立ち去る。
 クマと遭遇してしまったら、 
 あわてない  ・・・遠くにいるのを発見したらそっと立ち去る。
 刺激しない  ・・・大声で叫んだり、石や棒きれを投げつけて興奮させない。
 そっと下がる  ・・・クマから目を離さないようにして、ゆっくり後ずさりしながら離れる。クマとの間に立木等の障害物を入れるとクマの突進を防ぐことができる。
 走って逃げない  ・・・背中を見せて逃げるとクマは本能的に襲ってきます。
 注意 死んだふりは、あまり 効果がないようです!

蜂による被害の防止
  黒っぽい色の服装や香水、肌を露出した服装は避ける。

刺されてしまったら応急処置として、

毒針を抜く
 
スポイト、吸盤等で毒を吸い出す(ポイズンリムーバーがあると便利)
  
患部を水で洗い、消毒する
   
すぐに病院へ

落  雷
  近くで雷鳴が轟いたり、落雷があったら、稜線や高い物の直下にはいない。
  山小屋(なるべく小屋の中心に身をかがめていること)や車の中に避難する。
  近くに身を隠せる場所がない場合は、近くの樹木などから4メートルくらい離れた場所(保護範囲)に身をかがめ、雷雲が通り過ぎるのを待つ。

転倒・滑落
  服装や持ち物は動きやすく、使いやすい登山用のものがベスト。

  歩き方は、歩幅は小さく、足幅は広く。

  平地のようにスタスタ歩かずゆっくりと。

  整備された場所や、広い道路でも漫然と歩かない。
 

道 迷 い
  事前に地図登山でルートをシュミレーションしておく。

  迷っていなくても地図で現在地を把握する癖をつける。

  地図とコンパスの使い方をマスターしておく。

  それでも迷ってしまったら、
    
道が分かるところまで引き返す。
   安全に引き返すチャンスを逃さない。
   むやみやたらと動いて体力を消耗しない。

 

負  傷
  ねんざ・・・直後の冷却と圧迫が必要。テーピングの仕方を学んでおく。

  骨 折・・・割り箸やペットボトル、副木を使って骨折した部分だけでなく、付近の間接までしっかり固定する。

  出 血・・・清潔なガーゼ等で出血部を押さえて強く圧迫し、その後圧迫包帯をする(あまり強く巻きすぎない。)。大腿部の付け根や、鎖骨のくぼみなど止血点を学んでおく。

  いざというときのために、応急処置を覚えておきましょう!

発  病
高山病・・・
  • 高度が高くなることにより、気圧と酸素分圧が下がり、血液中の酸素が不足し、身体機能が低下して発病する。
  • 原因不明の頭痛等に襲われたら、高山病のおそれがある。
  • 発病を防ぐには、水分を多めにとって無理のないスピードで登ることが大切。
低体温症・・・
  • 風雨にさらされ体温が奪われたり、運動量にエネルギー補給が追いつかないと発病の危険があり、異常に寒くなったり脱力感に襲われる。
  • かかってしまったら、体温を上げるため、濡れた衣類を着替えたり、ツエルトや毛布等で体を覆い、温かい飲み物やエネルギーになるようなご飯、甘いものなどを摂取する。
熱中症・・・
  • かかってしまったら、水分を少しずつたくさん補給する。
  • 風通しのよい涼しいところで休み、衣類を湿らせて扇ぐ等して体温を下げる。
  • 炎天下の中で長時間歩いたりせず、水分補給はこまめに。
脳卒中・心筋梗塞・・・
  • 中高年登山者で発病する人が多い。
  • 迅速適切な応急処置が求められるため、中高年者の方は、健康な方であってもそれぞれの病状や応急処置について事前に調べておくことが大切。

処置後は直ちに救助要請を!

 高齢者、持病がある方は必ず事前に医師の診断を
受け、発病のおそれがある病気やその応急処置等に
ついて同行者に話しておいてください!

遭 難 時
  上空から見通せる場所に、目立つ色のビニールシートを広げる。
  ヘリコプターが救助に来ていることが分かったら、派手な色の衣類やシートを頭上で大きく回す。
  救助隊員が近くまで来たら、上下に振る。 
  ヘリコプターに自分の居場所を知らせるのに、樹木が多く風が弱い場合は、近くの樹木を大きく揺らすのも一つの方法。
  霧が発生していたり、夜間であれば、救助隊員等の人の気配を感じた時にライトやカメラのフラッシュを利用して、居場所を知らせてみる。 

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 パニックにならない。
必ず助かると信じることが大切です!

 注意
  • 以上の方法は一般的に言われていることであり、必ず身を守れるものとは限りません。
  • あくまで参考とし、なによりまず、遭難するような危険な事態に遭わないようにすることが第一です。