福島県警察本部交通企画課
発生警察署 高速道路交通警察隊
発生日時 平成20年5月2日(金)午前1時35分ころ 天候 晴れ
発生場所 会津若松市松長字上松窪地内
事故形態 車両単独(工作物衝突・ガードレール)
道 路 名 磐越自動車道 上り線 114.1kp
当事者別 大型貨物車(トレーラー) × 中央分離帯(ガードレール)
事故内容 大型貨物車(トレーラー)を運転して河東IC方面から会津若松IC方面に進行中、中央分離帯に衝突し、対向車線に突破した事故で、大型貨物車(トレーラー)を運転していたAさん(53歳 男性)が亡くなりました。
現場周辺
※ 写真上の表示は、進行方向を示したものであり、事故の状況を詳細に
  再現したものではありません。
ワンポイント
アドバイス
車を運転するという作業は、「認知」−「判断」−「操作」の繰り返しで成り立っています。認知のほとんどは交通状況を「見る」ことによって行われています。認知ミスにつながる見落としを無くすため、前方を注視して安全な速度と方法で運転しなければなりません。
「安全な速度」というものは、規制速度がその基本的目安となりますが、事故の実態を見ると「規制速度以内だから安全速度」とは言い切れません。同じ速度でも、その場の交通状況によっては「安全な速度」となる場合もあるし、危険な「出し過ぎ」となります。つまり、その場にそぐわないスピードは出し過ぎということです。
距離運転のときはもちろん、短区間を運転するときにも、自分の運転技能と車の性能に合った運転計画を立てることが必要です。あらかじめ、運転コース、所要時間、休息場所、駐車場所などについて計画を立てておきましょう。長時間にわたって運転するときは、こまめに休憩をとり、眠気を感じたら、速やかに休息をとって眠気をさましてから運転しましょう。
視線は、できるだけ先の方へ向け、少しでも早く前方の障害物を発見するようにしましょう。また、道路状況を確認しながら安全に通行しなければなりません。
シートベルトは、交通事故にあった場合の被害を軽減させるとともに、正しい運転姿勢を保たせることができ、疲労を軽減する効果もあります。車に乗車するときは、乗員全員がシートベルトを着用する「後部座席を含めた、全席・全員シートベルト着用」をお願いします。

※ 速報の内容は、当事者の過失責任の有無とその程度を表すものではありません。