福島県警察本部交通企画課
発生警察署 高速道路交通警察隊
発生日時 平成20年5月10日(土)午後11時20分ころ 天候 雨
発生場所 西白河郡泉崎村踏瀬字観音山地内
事故形態 人対車両(路上停止中)
道 路 名 東北自動車道 下り線 184.9kp
当事者別 普通乗用車 × 歩行者 × 普通乗用車
事故内容 普通乗用車を運転して白河IC方面から郡山IC方面に進行中、道路上に停止していた車両、歩行者と衝突し、更に、普通乗用車が車両・歩行者に衝突した事故で、道路上にいたAさん(54歳 男性)が亡くなりました。
現場周辺
※ 写真上の表示は、進行方向を示したものであり、事故の状況を詳細に
  再現したものではありません。
ワンポイント
アドバイス
車を運転するという作業は、「認知」−「判断」−「操作」の繰り返しで成り立っています。認知のほとんどは交通状況を「見る」ことによって行われています。認知ミスにつながる見落としを無くすため、前方を注視して安全な速度と方法で運転しなければなりません。
「安全な速度」というものは、規制速度がその基本的目安となりますが、事故の実態を見ると「規制速度以内だから安全速度」とは言い切れません。同じ速度でも、その場の交通状況によっては「安全な速度」となる場合もあるし、危険な「出し過ぎ」となります。つまり、その場にそぐわないスピードは出し過ぎということです。
距離運転のときはもちろん、短区間を運転するときにも、自分の運転技能と車の性能に合った運転計画を立てることが必要です。あらかじめ、運転コース、所要時間、休息場所、駐車場所などについて計画を立てておきましょう。長時間にわたって運転するときは、こまめに休憩をとり、眠気を感じたら、速やかに休息をとって眠気をさましてから運転しましょう。
視線は、できるだけ先の方へ向け、少しでも早く前方の障害物を発見するようにしましょう。また、道路状況を確認しながら安全に通行しなければなりません。
  事故や車の故障で停止した場合は、非常駐車帯等の安全な場所に停止させ、非常電話等による連絡、停止表示器材の設置等必要な危険防止をとった後は、車に残らず(車内に残った同乗者等は助手席側から)、ガードレール等の外など安全な場所に避難して助けを待ちましょう。 
シートベルトは、交通事故にあった場合の被害を軽減させるとともに、正しい運転姿勢を保たせることができ、疲労を軽減する効果もあります。車に乗車するときは、乗員全員がシートベルトを着用する「後部座席を含めた、全席・全員シートベルト着用」をお願いします。

※ 速報の内容は、当事者の過失責任の有無とその程度を表すものではありません。