福島県警察本部交通企画課
発生警察署 郡山警察署
発生日時 平成20年8月30日(土)午後8時35分ころ 天候 曇り
発生場所 郡山市田村町糠塚字反田地内
事故形態 車両相互(正面衝突・その他)
道 路 名 国道49号 上り線 51.1kp 
当事者別 大型貨物車 × 普通乗用車
事故内容 大型貨物車を運転していわき市方面から会津若松市方面に進行する際、緩やかな右カーブで対向車線にはみ出し、折から対向直進していた普通乗用車と正面衝突した事故で、普通乗用車を運転していたAさん(27歳 男性)が亡くなりました。
現場周辺
※ 写真上の表示は、進行方向を示したものであり、事故の状況を詳細に
  再現したものではありません。
ワンポイント
アドバイス
車を運転するという作業は、「認知」−「判断」−「操作」の繰り返しで成り立っています。認知のほとんどは交通状況を「見る」ことによって行われています。認知ミスにつながる見落としを無くすため、前方・左右を注視して安全な速度と方法で運転しなければなりません。
「安全な速度」というものは、規制速度がその基本的目安となりますが、事故の実態を見ると「規制速度以内だから安全速度」とは言い切れません。同じ速度でも、その場の交通状況によっては「安全な速度」となる場合もあるし、危険な「出し過ぎ」となります。つまり、その場にそぐわないスピードは出し過ぎということです。
曲がり角やカーブ・直線道路を進行する場合でも、道路の中央からはみ出さないように安全な速度と方法で進行しましょう。また、対向車が道路の中央からはみ出してくることがありますから注意しましょう。
視線は、できるだけ先の方へ向け、少しでも早く前方の障害物を発見するようにしましょう。また、道路状況を確認しながら安全に通行しなければなりません。夜間の運転では、前照灯を上向きにして視界を確保するようにしましょう。下向きの場合は速度を控えめにして運転しましょう。
シートベルトは、交通事故にあった場合の被害を軽減させるとともに、正しい運転姿勢を保たせることができ、疲労を軽減する効果もあります。車に乗車するときは、乗員全員がシートベルトを着用する「後部座席を含めた、全席・全員シートベルト着用」で運転願います。

※ 速報の内容は、当事者の過失責任の有無とその程度を表すものではありません。