福島県警察本部交通企画課
発生警察署 福島警察署
発生日時 平成20年10月4日(土)午後2時10分ころ 天候 晴れ
発生場所 福島市土湯温泉町字猪倉地内
事故形態 車両相互(正面衝突・その他)
道 路 名 国道115号 
当事者別 自動二輪車(250CC) × 普通乗用車
事故内容 自動二輪車(250CC)を運転して福島市荒井方面から猪苗代町方面に進行する際、緩やかな左カーブで対向車線にはみ出し、折から対向直進していた普通乗用車と正面衝突した事故で、自動二輪車(250CC)を運転していたAさん(32歳 女性)が亡くなりました。
現場周辺
※ 写真上の表示は、進行方向を示したものであり、事故の状況を詳細に
  再現したものではありません。
ワンポイント
アドバイス
二輪車は、体で安定を保ちながら走り、停止すれば安定を失うという構造上の特性を持っているため、四輪車とは違った運転技術を必要とします。また、二輪車の動きが四輪車からは見えないことがあるので、まわりの交通の動きについていっそうの注意が必要となります。手軽な乗り物であると気を許さないで、常に慎重に運転しましょう。
車を運転するという作業は、「認知」−「判断」−「操作」の繰り返しで成り立っています。認知のほとんどは交通状況を「見る」ことによって行われています。認知ミスにつながる見落としを無くすため、前方・左右を注視して安全な速度と方法で運転しなければなりません。
「安全な速度」というものは、規制速度がその基本的目安となりますが、事故の実態を見ると「規制速度以内だから安全速度」とは言い切れません。同じ速度でも、その場の交通状況によっては「安全な速度」となる場合もあるし、危険な「出し過ぎ」となります。つまり、その場にそぐわないスピードは出し過ぎということです。
カーブの手前の直線部分で、あらかじめ十分速度を落としましょう。また、カーブでは右側にはみ出さないように注意しましょう。カーブの途中では、スロットルで速度を加減しましょう。クラッチを切らないで常にエンジンの力をかけておき、カーブの後半で前方の安全を確かめてから、やや加速するようにしましょう。
二輪車に乗車する場合は、乗車用ヘルメットをかぶらないで運転してはいけません。乗車用ヘルメットは、PS(C)マークかJISマークの付いたものを使い、あごひもを確実に締めるなど正しく着用しましょう。工事用安全帽は乗車用ヘルメットではありません。

※ 速報の内容は、当事者の過失責任の有無とその程度を表すものではありません。