平成17年5月末 交通事故の特徴

福島県警察本部交通企画課

目次(各項目にリンクしています)
1 交通事故発生状況など
(1)交通事故の発生状況(概数)
(2)死亡事故の特徴(7月末)
ア 人的特徴 イ 時間的特徴 ウ 場所的特徴 エ 原因的特徴 オ シートベルトの着用状況
2 交通事故防止のお願い
1 交通事故発生状況など
(1)交通事故の発生状況(概数)
    7月中
区分 本年 前年 増減数 増減率
発生件数 1,039件 1,228件 -189件 -15.4%
死者数 13人 24人 -11人 -45.8%
傷者数 1,353人 1,595人 -242人 -15.2%
  7月末累計
区分 本年 前年 増減数 増減率
発生件数 7,843件 8,465件 -622件 -7.3%
死者数 69人 88人 -19人 -21.6%
傷者数 10,068人 10,929人 -861人 -7.9%
(2)死亡事故の特徴(7月末)
ア 人的特徴
・高齢者の死者数は28人(前年比-16人)で前年比では減少していますが、全死者の41%を占めています。
  (内訳)四輪運転中11人、助手席2人、原付3人、歩行者10人、原付3人、二輪車1人
・高齢運転者の事故による死者は17人(前年比-5人)で前年比では減少していますが、全死者の25%を占めています。
イ 時間的特徴
・夜間の事故死者が減少し、昼間の事故死者が42人(前年比-4人)で、全死者の61%を占めています。
ウ 場所的特徴
・国道での死者が28人(前年比±0人)で、全死者の41%を占めています。
 国道4号8人(+2人)、国道6号4人(-4人)、国道13号3人(+1人)、国道49号5人(+2人)3桁国道6人(-1人)
・交差点及び交差点付近での死者は30人(前年比-10人)で、全死者の44%(前年45.5%)を占めています。
・カーブでの死者は18人(前年比ー5人)で、全死者の26%(前年26%)を占めています。
エ 原因的特徴
・悪質違反による死者は35人(前年比-7人)で、全死者の51%を占め依然として高い割合にあります。
・特に多いのは最高速度9人、通区・追越9人、歩行者妨害8人となっています。
オ シートベルトの着用状況
・シートベルトの着用者は、四輪車乗車中の死者44人中21人で着用率は48%と依然として低い状況にあります。
・非着用者23人中15人(65%)は、シートベルトを締めていれば救命効果があったと思われます。
2 交通事故防止のお願い
9月21日(水)から9月30日(金)まで、秋の全国交通安全運動が行われます。
スローガン
 「暗闇の 命が光る 反射材」
運動の基本
 高齢者の交通事故防止
運動の重点
 1 夕暮れ時の歩行中と自転車乗用中の交通事故防止
 2 シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
 3 飲酒運転、速度超過などの悪質・危険な運転の追放
「セーフティアップ“4S”プラス“アイ”(交差点)作戦」を展開中です。
・最高速度違反による死者が多いことから、スピードダウンに努めて下さい。
・飲酒運転は悪質違反として厳しく処罰されます。
・命を守るシートベルトとチャイルドシートの正しい着用に努めて下さい。
・高齢者被害の交通事故が多くなっています。高齢者には、思いやり運転に努めて下さい。
・交差点では、安全を確認してから通行するようにしましょう。
4SのSは、死亡事故の大きな要因となっているスピード、酒飲み運転、シートベルト・チャイルドシート、シルバー(高齢者)の頭文字を採っています。
アイは、インターセクション(交差点)の頭文字及び人命尊重「愛」を意味します。

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