平成17年10月末 交通事故の特徴

福島県警察本部交通企画課

目次(各項目にリンクしています)
1 交通事故発生状況など
(1)交通事故の発生状況(概数)
(2)死亡事故の特徴(12月末)
ア 人的特徴 イ 時間的特徴 ウ 場所的特徴 エ 原因的特徴 オ シートベルトの着用状況
2 交通事故防止のお願い
1 交通事故発生状況など
(1)交通事故の発生状況(概数)
    平成17年12月中
区分 本年 前年 増減数 増減率
発生件数 1,490件 1,443件 47 3.3
死者数 15人 19人 -4 -21.1
傷者数 1,876人 1,858人 18 1.0
  平成17年12月末累計
区分 本年 前年 増減数 増減率
発生件数 14,186件 14,854件 -668 -4.5
死者数 143人 162人 -19 -11.7
傷者数 18,164人 19,085人 -921 -4.8
・全国・東北の死者数
全国 6,871人 (前年比 -487 -6.6%)
東北 631人 (前年比 -34 -5.1%)
※ 本県は、死者数の多い順で全国20番目、減少数では全国14番目でした。
(2)死亡事故の特徴(11月末)
ア 人的特徴
・高齢者の死者数は71人(前年比-12人)で、前年比と比較して減少していますが、全死者の49.7%を占めています。
  (内訳)四輪運転中17人、助手席4人、後部席1人、歩行者33人、原付11人、二輪車2人、自転車3人
・高齢運転者の事故による死者は32人(前年比±0人)で、全死者の22.4%を占め、前年の19.8%を2.6ポイント上回りました。
イ 時間的特徴
・夜間の事故死者は62人(前年比-10人)で、全死者の43.4%を占めています。
ウ 場所的特徴
・交差点での死者は61人(前年比-4人)で、全死者の42.7%を占めており、前年の40.1%を2.6ポイント上回っています。
・交差点での事故件数は、前年と比較して742件(9.5%)減少しました。
・カーブでの死者は35人(前年比-5人)で、全死者の24.5%を占めています。
・道路別では、市町村道での死者は65人で、全死者の45.5%を占めておりますが、前年と比較して24人減少しました。
 (内訳)主要地方道22人(-13人) 市町村道43人(-11人)
・幹線国道での死者は37人で、全死者の25.9%を占めており、前年と比較して12人増加しました。特に国道4号では16人が亡くなり、前年と比較して10人増加しています。
 (内訳)国道4号16人(+10人) 国道6号10人(-1人) 国道13号3人(+1人) 国道49号8人(+2人)
・高速道路での死者は5人で、前年と比較して8人減少しました。
エ 原因的特徴
・悪質違反による死者は70人(前年比-15人)で、全死者の49.0%を占めています。
・特に通行区分・追越19人、最高速度15人、歩行者妨害等の13人の順となっています。
 (内訳)通区・追越19人(-3人)、最高速度17人(-3人)、歩行者妨害13人(-7人)、一時不停止12人(+5人)
      信号無視5人(+1人)、酒酔い運転4人(-8人)
・飲酒運転(酒気を帯びている事故)による死者は8人で、前年と比較して10人減少しました。
オ シートベルトの着用状況
・シートベルトの着用者は、四輪車乗車中の死者75人中34人で、着用率は45.3%で前年の35.9%を9.4ポイント上回りましたが、着用率が約半数と依然として低い状況にあります。
・非着用者41人中27人(65.9%)は、シートベルトを締めていれば救命効果があったと思われます。
2 交通事故防止のお願い
「積雪・凍結時の安全運転について」
「急」のつく運転の禁止
横すべりを起こすことが多いので、急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドル等は絶対にやめましょう。
凍結しやすい場所
乾いた路面が続いていても、橋の上や日陰部分は凍結していることがあります。また、トンネルの出入口付近も凍結しやすい場所です。
安全な速度と車間距離で運転しましょう。
雪道や凍り付いた道路は大変滑りやすく危険です。路面状況を正しく判断し、路面状況に応じた安全な速度と方法で運転しましょう。また、積雪・凍結している道路での制動距離は長くなりますので、十分な車間距離をとって運転しましょう。

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