福島県内の活火山

常時観測火山
吾妻山


噴火警戒レベル
 有史以前から噴火を繰り返しており、有史以来の噴火は一切経山周辺で起こっています。
 直近の噴火は昭和52年(1977年)に小規模な水蒸気噴火が起きており、それ以降も新たな噴気孔の形成、地温の上昇などが観測されています。
 令和元年(2019年)5月9日午後6時40分、火口周辺警報が発表され、噴火警戒レベルが『2』に引き上げられていましたが、同年6月17日『1』に引き下げられています。
 噴火警戒レベルは引き下げられていますが、依然として火山ガスの噴出など活発な火山活動は継続しており、登山道の一部通行止めが実施されています。

安達太良山


噴火警戒レベル
  有史以前から噴火を繰り返しており、有史以来も複数回の噴火が記録されています。
 直近の噴火は明治33年(1900年)、沼ノ平火口でのもので、70名以上の死者を出しています。
 また、平成9年(1997年)にも沼ノ平火口内で火山性ガスにより4名の死者を出ています。
 沼ノ平火口内を横断する登山道、馬の背からくろがね小屋への登山道は火山性ガスのために閉鎖されているので、立ち入らないようにして下さい。

磐梯山


噴火警戒レベル
  有史以前から噴火を繰り返しており、有史以来も複数回の噴火が記録されています。
 直近の噴火は明治21年(1888年)水蒸気噴火により山体崩壊が起きたもので、死者460人以上という明治以降の我が国での火山災害として最大の被害が記録されています。
 北側の火口壁、中ノ湯跡は火山性ガスが噴出している場所があり、危険ですので立入り、長時間の滞在はしないようにしてください。



常時観測火山以外の活火山
燧ヶ岳


  約16万年前に活動を開始し、有史以来は1544年に水蒸気噴火を起こしたと考えられています。

沼沢


  約11万年前に活動を開始し、最後の噴火は5,400年前と考えられています。
 沼沢湖はカルデラ湖であり、最後の噴火に伴い形成されたと考えられています。