○警察共通基盤システムによる保管場所管理支援業務実施細則の制定について(依命通達)
令和5年7月3日
達(交規、情)第272号
[原議保存期間 5年(令和11年3月31日まで)]
[有効期間 令和11年3月31日まで]
対号 令和5年7月3日付け達(交規、情)第271号「警察共通基盤システムによる保管場所管理支援業務実施要領の制定について」
みだし細則を別紙のとおり制定し、令和5年7月3日から施行することとしたので、執務の参考とされたい。
なお、引き続き自動車保管場所管理業務の適正かつ円滑な運用に努められたい。
別紙
警察共通基盤システムによる保管場所管理支援業務実施細則
第1 目的
この細則は、警察共通基盤システムによる保管場所管理支援業務実施要領(令和5年7月3日付け達(交規、情)第271号。以下「実施要領」という。)第10の3に基づき、警察共通基盤システムによる保管場所管理支援業務(以下「本業務」という。)の実施に関して、必要な細部事項を定めることにより、その適正かつ円滑な運用を図ることを目的とする。
第2 用語
この細則において使用する用語は、実施要領において使用する用語の例による。
第3 通報
1 通報の種類、項目及び周期
県本部が受信する通報の種類、項目及び周期は、次表のとおりとする。
通報の種類 | 項目 | 周期 |
車台番号抹消通報 | 1 資料区分 2 自動車区分 3 職権打刻コード 4 車台番号 5 登録車両番号 6 メーカフラグ 7 使用の本拠の県コード 8 使用の本拠の住所コード 9 申請年月日 10 通報事由コード | 休日を除く日に1回 |
車台番号変更通報 | 1 資料区分 2 自動車区分 3 新職権打刻コード 4 新車台番号 5 登録車両番号 6 メーカフラグ 7 使用の本拠の県コード 8 使用の本拠の住所コード 9 申請年月日 10 通報事由コード | |
登録車両番号通報 | 1 資料区分 2 自動車区分 3 職権打刻コード 4 車台番号 5 登録車両番号 6 メーカフラグ 7 使用の本拠の県コード 8 使用の本拠の住所コード 9 申請年月日 10 通報事由コード 11 復元フラグ | |
統計通報 | 1 資料区分 2 登録自動車 ・車台番号抹消通報件数 ・車台番号変更通報件数 ・登録車両番号通報件数 3 軽自動車 ・車台番号抹消通報件数 ・車台番号変更通報件数 ・登録車両番号通報件数 4 合計通報件数 |
注 休日とは、土曜日、日曜日、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日及び12月29日から翌年の1月3日までの日をいう。
2 各項目のコード
各項目のコードは、別表「コード表」のとおりとする。
第4 端末装置の操作担当者等
1 操作担当者の指定
県本部運用責任者は、交通規制課の職員の中から本業務を行うために必要とする範囲内で、本業務の端末装置の操作担当者を指定することができるものとする。
2 操作担当者のユーザ情報
操作担当者のユーザ情報の申請等については、「警察共通基盤システムにおけるユーザ情報登録要領」(令和4年12月20日付け警察庁丁技企発第722号別添)によるものとする。
3 操作担当者の認証
操作担当者については、ユーザID及びパスワード、又は認証連携機能によるシングルサインオンにより認証するものとする。
4 運用担当者の指定
県本部運用責任者は、交通規制課の職員の中から運用担当者を指定するものとする。
第5 通報及び業務統計の出力等
本業務の端末装置の操作担当者は、通報及び業務統計(各通報内容に係る統計をいう。)を閲覧及び出力することができるものとする。
第6 安全管理
1 端末装置の操作
県本部運用責任者は、操作担当者として指定した者以外の者に本業務に係る端末装置の操作を行わせてはならない。
また、県本部運用責任者は、保管場所管理支援業務情報の流出、不適切な目的外使用等の絶無のため、操作担当者のアクセスログを適宜確認するなど、情報流出等防止措置を図るものとする。
2 端末操作説明書の取扱い
端末装置から出力できる本業務に係る端末操作説明書は、福島県警察情報管理システム等運営要綱(令和2年8月18日付け達(情)第304号)第9の2(2)に規定する取扱説明書として、適切に管理しなければならない。
3 パスワード管理の徹底
ユーザID及びパスワードを付与された操作担当者は、パスワードが他に漏れないように適正に管理しなければならない。
別表 コード表
1 資料区分
番号 | 資料区分 | 内容 | 備考 |
1 | 11 | 車台番号抹消通報 | |
2 | 21 | 車台番号変更通報 | |
3 | 31 | 登録車両番号通報 | |
4 | 41 | 統計通報 | 日報 |
2 自動車区分
番号 | 自動車区分 | 内容 | 備考 |
1 | 1 | 登録自動車 | |
2 | 3 | 軽自動車 |
3 職権打刻コード
番号 | 職権打刻コード | 職権打刻符号 | 内容 (打刻した運輸支局等) | 備考 |
1 | 00 | メーカ打刻 | 職権打刻以外 | |
2 | 01 | 国 | 全国共通 | |
3 | 11 |
| 札幌 | |
4 | 12 |
| 函館 | |
5 | 13 |
| 室蘭 | |
6 | 14 |
| 帯広 | |
7 | 15 |
| 釧路 | |
8 | 16 |
| 北見 | |
9 | 17 |
| 旭川 | |
10 | 21 |
| 宮城 | |
11 | 22 |
| 福島、いわき | |
12 | 23 |
| 岩手 | |
13 | 24 |
| 青森、八戸 | |
14 | 31 |
| 新潟、長岡 | |
15 | 32 |
| 長野、松本 | |
16 | 33 |
| 山形、庄内 | |
17 | 34 |
| 秋田 | |
18 | 41 |
| 東京、足立、練馬、多摩、八王子 | |
19 | 42 |
| 神奈川、相模、川崎、湘南 | |
20 | 43 |
| 千葉、習志野、袖ヶ浦、野田 | |
21 | 44 |
| 埼玉、熊谷、所沢、春日部 | |
22 | 45 |
| 茨城、土浦 | |
23 | 46 |
| 群馬 | |
24 | 47 |
| 栃木、佐野 | |
25 | 48 |
| 山梨 | |
26 | 51 |
| 愛知、西三河、小牧、豊橋 | |
27 | 52 |
| 静岡、浜松、沼津 | |
28 | 53 |
| 岐阜、飛騨 | |
29 | 54 |
| 三重 | |
30 | 55 |
| 福井 | |
31 | 56 |
| 石川 | |
32 | 57 |
| 富山 | |
33 | 61 |
| 大阪、和泉、なにわ | |
34 | 62 |
| 京都 | |
35 | 63 |
| 神戸、姫路 | |
36 | 64 |
| 滋賀 | |
37 | 65 |
| 奈良 | |
38 | 66 |
| 和歌山 | |
39 | 71 |
| 広島、福山 | |
40 | 72 |
| 鳥取 | |
41 | 73 |
| 島根 | |
42 | 74 |
| 岡山 | |
43 | 75 |
| 山口 | |
44 | 81 |
| 香川 | |
45 | 82 |
| 徳島 | |
46 | 83 |
| 愛媛 | |
47 | 84 |
| 高知 | |
48 | 91 |
| 福岡、北九州、久留米、筑豊 | |
49 | 92 |
| 佐賀 | |
50 | 93 |
| 長崎、佐世保、厳原 | |
51 | 94 |
| 熊本 | |
52 | 95 |
| 大分 | |
53 | 96 |
| 宮崎 | |
54 | 97 |
| 鹿児島、大島 | |
55 | 99 |
| 沖縄、宮古、八重山 |
4 メーカフラグ
番号 | メーカフラグ | 内容 | 備考 |
1 | 0 | 下記以外 | |
2 | 1 | 軽自動車、かつ、製造会社が「本田」又は「三菱」 |
5 通報事由コード
番号 | 通報事由コード | 内容 | 備考 | |
登録自動車 | 軽自動車 | |||
1 | 15 | 15 | 永久抹消登録、輸出抹消登録 | |
2 | 16 | 16 | 一時抹消登録 | |
3 | 17 | ― | 県間をまたがる使用の本拠の位置の変更による抹消(出県側) | |
4 | ― | 18 | 登録車両番号の変更による抹消 | |
5 | 21 | 21 | 車台番号の変更 | |
6 | 31 | 31 | かつて一度も新規検査を受けていない自動車の新規登録 | |
7 | 32 | 32 | 新規検査に係る自動車の新規登録(上記を除く) | |
8 | 33 | ― | 県間をまたがる使用の本拠の位置の変更(入県側) | |
9 | 34 | 34 | 登録車両番号の変更 | |
10 | 35 | 35 | 復元(返納後、返納手続きの取消を行うこと) | |
6 復元フラグ
番号 | 復元フラグ | 内容 | 備考 |
1 | 0 | 下記以外 | 登録車両番号通報 |
2 | 1 | 復元データ | 登録車両番号通報 |
7 使用の本拠の県コード
使用の本拠の県コードは、「警察庁情報管理システムの対象業務に使用する標準コード表及び共通コード表について(通知)」(令和4年3月29日付け警察庁丁情管発第504号)で規定する都道府県等別コードを用いる。